オペラグラス治療の流れ
「オペラグラス」は通常3~4週間に一度の間隔で歯の型取りを行い、その都度最新の3Dスキャナーを用いた精密な移動予測模型を製作します。厚みの違う3種類のマウスピースをそれぞれ1週間づつ、1日20時間ご使用いただきます。食事や歯磨きのときは外していただいても構いません。装置を装着してから3~4週間後に、次のオペラグラス製作のために歯医者さんに来院していただき新しい歯型を取ります。これを繰り返すことによって、矯正治療を進めていきます。オペラグラスの製作回数は、患者様のお口の中の状態によって変わります。
オペラグラス製作の流れ |
①審査・診断
|
②型取り
|
③セットアップ(並べ替え)
|
④3Dスキャン
|
④プレス
|
⑤調整・完成
|
メリットとデメリット
メリット
・ワイヤーやブラケットを使用せず、透明で目立ちにくい装置で矯正治療を行えます。
・ご自身で装置を取り外すことができ、食事や歯磨きの時のストレスが軽減されます。
・装置の製作期間が短く、より早く治療を開始できます。
・従来のタイプよりも歯肉にあたる部分を少なくすることで、違和感や不快感を軽減する形態になりました。
デメリット
・患者様の口腔内の状況によっては、適応できないことがあります。
・1日20時間の装着が必要で、装着していないと矯正力が発現しないために
治療期間が延びてしまったり、後戻りをしてしまうことがあります。
・基本的には前歯を主体とする治療に向いており、すべての症例に対応できない場合があります。
詳しくは歯科医院の先生にご相談ください。